電気自動車の購入を検討しているあなたへ

ソニーが電気自動車分野に参入する記事を読みました。電気自動車はガソリンエンジンの車に比べて使用する部品点数が少ないため、低コスト化ができ、排気ガスや二酸化炭素排出量がほとんどないため、環境にも優しいと言われています。果たして本当に電気自動車はエコなのでしょうか?私の意見を含めて電気自動車についてお伝えします。

結論から言いますと、現時点では電気自動車はエコではないと思います。

疑問点ですが、

  1. 電気が作られる源はなんですか?
  2. バッテリーは最終的にどのように廃棄されますか?
  3. エネルギー効率は?

項目1は、電気が作られる過程です。火力?水力?原子力?太陽光?風力?ですか?火力発電は、化石燃料や天然ガスを燃やしてタービンを回して発電します。天然ガスは化石燃料に比べて二酸化炭素排出量は少ないですが、排出はしています。火力で発電している電力を使用していれば、環境に優しいとは言えません。

蛇足ですが、それ以外の発電は環境に良いかというと二酸化炭素排出以外の問題は発生しています。水力は河川を堰き止めるため、水質が悪化し、川で生きている生態系に悪影響を及ぼすと言われています。原子力は、核融合反応により発生する熱を利用して発電しますが、東京電力の福島原発の事故により、多くの人命が失われました。太陽光は、太陽光パネルが、日光が近隣住宅に反射するため、住宅室内の気温が上がってしまう問題が発生しています。風力は、はねが回転する時に低周波が発生するため、人間を含めた動物の健康に悪影響があリます。

項目2はバッテリーの耐用年数です。バッテリーが急速に発生すると聞きます。最初は100%充電すると、走行距離がある程度長い(300km程度?)ですが、数年経つと50kmも走らないそうです。近い将来、ガソリンスタンドが減少し、電気スタンドが増えると考えられますが、10年以上乗っても、劣化しにくいバッテリーの開発または交換しても非常に安価に提供できることが必要でしょう。また、バッテリーは非常に廃棄しにくいため、二酸化炭素排出以外の別の環境問題が発生することが想定されるのではないでしょうか。

項目3については、日本は福島原発の事故発生以降、原子力の発電比率が事故発生前約3割あったのが、現在は1〜2%まで落ちており、代わりに火力は約5割から8割まで増えています。石炭や天然ガス、化石燃料を使用して、電気に変えるまでのエネルギー変換効率、発電所から各家庭に電気が送られる送電ロスを考えると約2割が電気エネルギーに変換されるだけで、残り8割はエネルギーロスになるそうです。

逆に、ガソリンエンジンは、約4割弱がガソリンから動力エネルギーに変換されるそうです。

そのように考えると、約2割変換された電気エネルギーを使用して電気自動車を動かすことが環境に優しいとは言えないですね。

もし、近い将来、100%二酸化炭素を発生しない発電システムで発電した電気を使用して、電気自動車が動く世界になれば本来の環境問題は解決できるかもしれないですね。

まとめ

  1. 現状火力に依存する電気を使用して電気自動車が駆動する場合、ガソリン車の方がエネルギー効率が良いと考えられる。
  2. バッテリーの寿命を長くして、廃棄コストを低減する必要がある。
  3. 現状ではエンジンと電気を併用しているハイブリットカーが環境とコストパフォーマンスが高いと想定できる。

私は当分新車を買う予定はありませんが、環境とランニングコストを考えると自ずと答えが出てくるのではないでしょうか。

ご一読いただき、ありがとうございました。

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