他人を幸せにしたい人へ、お客様を幸せにしたい企業へ

他人を幸せにしたい人へ質問します。あなたは幸せですか?企業の社訓で「まずお客様を幸せにする」とか「お客様第一主義」とか書かれているのを見かけることがあります。私はある取引先に出向き、この会社の社訓の一文を見て違和感を感じました。

結論から言いますと、幸せでない人が、他人を幸せにはできない。その企業に働く従業員が幸せでないのに、お客様を幸せにはできない。です。

自己の利益よりも他者の利益を優先する行為を利他主義と言いますが、これは、他者の利益を優先することで、最終的に自己の利益に反映することの意味が含まれていると思います。

しかし、私はこの利他主義の考え方は間違っていると思います。

わかりやすくするために極端な例を挙げますと、家庭不和で夫婦関係が破綻寸前の人が、他人を幸せにできますか?倒産寸前の会社が、お客様を幸せにできますか?

皆さんのご意見はいかがでしょうか。

ちなみに自分の利益や自分の立場だけを考え、他の人や社会一般のことは考慮に入れず、わがまま勝手にふるまう態度。 身勝手な行為である利己主義も違います。

以後は私の意見で、実体験です。前のブログにも書きましたように、私は離婚調停を経験しています。その時は精神的に非常に苦しい状況で、正直他人に構う余裕などまったくありませんでした。

まず自分が幸せになることを考えました。

そして、実際に再婚し、現在幸せに暮らしていますが、自分に余裕が出てきた状態で、この幸せを他の人に分け与えたいとか、今苦しんでいる人の力になりたいと考えるのが道理ではないかと思います。

企業も同じです。会社の売上が上昇し、多くの利益が出て、従業員に還元されたり、法人税を多く払うことで社会貢献になれば幸せです。従業員が幸せな状態で、業務を遂行することで、さらにお客様を幸せにできるのではないでしょうか。

まとめ

  1. まず自分が幸せになる。
  2. 次に自分が幸せであることが前提で、他人を幸せにできる手助けすることを試みる。
  3. 更に社会全体で貢献できることを実践する。

2021年の世界の幸福度で日本は56位で決して高い順位ではありません。日本は世界的に見ても賃金が上がらず、GDPの成長率も低いままで、経済的に衰退傾向にありますが、それでもGDPは世界第三位です。全体的にみて決して貧しい国ではないですが、国民一人一人が精神的な幸せをじっくり考え、実践していくことができれば、仮に経済状態が悪くなっても幸せを謳歌できる日本国民が増えるのではないでしょうか。

ご一読いただき、ありがとうございました。

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