お客様は神様ではありません。

営業で顧客訪問する機会がある方は、たまに違和感を持つことはありませんか。私は営業を担当していた時代に直感で、この会社は将来成長するか、衰退するかがわかりました。そして5年10年スパンで私の直感はほとんど当たっていました。そんな私の経験をお伝えしていきます。

将来ダメになる会社の共通事項は、トイレが汚いことです。

トイレが汚い会社はまず衰退していくでしょう。

逆に成長していく会社の特徴ですが、

  1. 従業員のほとんど全員が訪問者に挨拶をする。
  2. 事務所や工場内の整理、整頓、清潔、清掃、しつけ つまり5Sが徹底している。
  3. 訪問者専用の駐車場が、事務所入り口の一番近くにある。
  4. 経営者のステークホルダー(利害関係者)での優先順位①従業員、②サプライヤー、③顧客、④株主、⑤経営者自身で従業員を一番大切に考える。従業員ファーストである。

でした。

業績が落ちていく、衰退する会社ですが、

  1. 訪問者が挨拶しても無視をする。
  2. 事務所の清掃を従業員が行わず、外部に委託している。トイレが汚い。
  3. 事務所内の机の上が汚い、整理整頓がされていない。
  4. 事務所の入り口の一番近い駐車場は、社長専用、役員、工場長などの札が立っており、訪問者の駐車場が一番遠い所にある。
  5. サプライヤーや営業マンの訪問者に対して、横柄な態度を取る。
  6. 経営者、株主ファーストである。

私は、初めて訪問する会社のトイレを必ず借りるようにしていましたが、きれい、汚ないでほとんどその会社の将来がわかりました。

私の経験上、整理整頓ができていない会社、事務所やトイレが汚い会社は、運気が悪いのか、その会社に自社製品が採用されて取り引きが始まっても、近い将来必ず問題がおきました。例えば一方的に価格を下げるよう他社製品を持ち出してプレッシャーをかけてきたり、無理な納期とわかっていて、注文書を発行し、なんとかしろ、となります。後でわかったことですが、調達担当者の手配忘れです。正直に言えばサプライヤーも協力するのではないでしょうか。

上記のように成長していく会社ですが、訪問しても気分が良いので、また訪問したいと思いますし、自社の製品を通じて、この訪問会社にお役立ていただきたいと感じました。そのため、今でも採用から取り引きが長く続いています。

なぜこのような二通りに分かれるのでしょうか。

それは、良くも悪くもその会社の社長の意思が会社や従業員に反映しているからだと思います。

歌手の故三波春夫が「お客様は神様です」なんて歌番組で言っていたことを思い出しましたが、私はお客様は神様ではない」と断言します。お客様とサプライヤーはパートナーではないでしょうか。

まとめ

  1. トイレが汚い会社は取り引きしない方がいい。
  2. 自分の直感を信じ、その訪問会社に違和感があれば、その会社へのプロモーション訪問はやめて、別の潜在顧客をターゲットにする。
  3. サプライヤーを大切にする会社は取り引きが長続きする。

現在、セールスや営業を担当されている方に少しでもご参考いただければと思い、記載しました。

ご一読いただき、ありがとうございました。

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