自分の行動は良くも悪くも最終的には回り回って自分に戻ってくることを因果応報、自業自得、善因善果とか言いますが、普段「私は他人のために良いことをしているのに、なぜ私には良いことが起きないの?」と考えることはありませんか?
その反面「あいつは他人の足を引っ張ったり、迷惑をかけているのに、なぜ利益を得ることができるの?」なんて考えたりします。
でも良く考えると上記の考え方は利己主義ですね。
では利他主義が良いかというと、私はそうは思いません。利他主義はどちらかと言いますと自分を犠牲にして、他人を利することになりますから、最終的には惨めな気持ちに陥る可能性があります。
本来、他者から見て、善因善果だと思われる人は、たぶん、その本人は善因善果を意識して行動していないと思います。
それは良いことと意識せずに自然に良いことを行い、それが結果として良いこととして戻ってくるだけなのではないでしょうか。
例えば、「私は今幸せだから、この幸せを皆さんに分け与えたい。だから…する。」という考え方です。つまり、
です。だから、あなたがもし今自分が幸せでないと思っているのなら、他者のことよりも、むしろ自分が先に幸せになることを考えてください。そしてその幸せが実現し、心に余裕が出てきたら、他者を幸せにすることを考えて実行してみてはいかがでしょうか。
我々は善因善果を意識して行動するのではなく、善因善果を意識せずにお互い良い行いができるようになりたいですね。
まとめ
- あなたが幸せではないと考えるなら、まず他者よりあなた自身を大切にして、
あなたが幸せになる行動をしよう。 - そして、幸せな自分が、他者も幸せにしたい気持ちを持つことができたら、
他者が幸せになる行動をしよう。 - 最後に、他者が幸せになる行動を意識せずに自然に行うことができるように
なろう。(筆者も同様)
ご一読いただき、ありがとうございました。
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