子供が引きこもりになり、大人になっても働かずに親に依存してニートになってしまうご家族の方がみえます。そして、子供も高齢化して8050問題(親が80歳代、子供が50歳代)と言われるようになりました。自分の子供が内向的で、部屋にこもって昼夜問わず、何時間もネットゲームなどをしていると親の立場として心配なのではないでしょうか。子供が大人になってから引きこもらないように親の立場としてどのように子供に接したら良いでしょうか。子供が自立できずに親に依存し続けることはお互い不幸になります。農林水産省の元事務次官が自分の息子を殺してしまう痛ましい事件がありましたが、今回は子供が自立するために必要なコミュニケーションについて考えてみたいと思います。
1.親は子供の幸せを願う
当たり前ですが、親が子供の幸せを願わない人はいません。だから将来大丈夫か?と悩まれるわけです。一般的な親であれば、産まれたばかりの子供であれば、将来元気にすくすく育って欲しいとか、幸せになって欲しいとか考えます。そしてある程度子供が成長してくると、例えば、
・社会に出てから、社会貢献できる一人前の人物になってほしい。
・家庭を持って、子供を育てて、幸せに暮らしてほしい。
と考えられるから、ニートや引きこもりの状態になってほしくないと考え、悩まれると思います。
2.子供が引きこもる原因
です。家族で共有する時間がほとんどない、行動する時間がない、一緒に住んでいるだけのルームメート状態なので、一緒に話す機会がないことが往々にしてあるのではないでしょうか。家族は一番小さい社会のため、そこでコミュニケーションが取れなければ、当然それ以上の大きい社会(学校、会社などの集団)でのコミュニケーションが取れないでしょう。そのため、まず家族間でコミュニケーション(例えば家族団欒)が取れているかを考え、取れていないようでしたら、今からでもすぐに行動に移してください。最初にコミュニケーションが取られていないことを認識したことが非常に重要です。
とは言っても、コミュニケーションが取られていないご家族にはどのように行動したらいいかわからないと思います。例えば
・アタマでは理解しているが、内向的な息子、娘と旅行に誘いたいけど、
断られるのではないか?
・一緒に行動することが嫌がられるのではないか?
などです。当然ですよね。最初からこのようなことが出来ていれば、このようなことに悩む必要はないわけですから。ではもう少し具体的な行動を考えてみましょう。
3.具体的な子供とのコミュニケーションの取り方
最初から大それたコミュニケーションを取ることはできませんから、小さいことから初めていきましょう。例えば、
などです。一緒に何か共同作業している途中で何気ない話をしたりすることができるのではないでしょうか。子供が何に興味があるのか?学校や勉強は楽しいか?仲の良い友だちはいるか?何か悩んでいることはあるか?など、親が子供に質問することは子供の立場からすると自分に興味を持ってくれていると感じているはずです。それはイコール愛情につながります。次に家族との共有時間を増やすために、家族とは必ず1日1回◯◯することを決めてください。 例えば、
そして慣れてきたら、定期的な行事ごとを決めても良いのではないでしょうか。例えば、
です。家族との共有時間を増やし、思い出を作ることで、家族の絆が深まりますし、一人で悩んで引きこもることはなくなると思います。
4.家族以外のコミュニケーションの取り方
昨今、一人一人のコミュニケーション力は弱まっていると感じます。それはメールやSMSによる連絡手段により、言葉で話す機会が少なくなっているからです。私自身、仕事でメールを頻繁に使用します。それは、電話で会話するよりメールの方が効率的であることは否めません。そのため、メールで情報交換することで必要事項を伝えることが出来ても、人と人とのコミュニケーションは十分であるとは言えませんね。しかし、家族とのコミュニケーションは非効率?な会話は必要ではないでしょうか?相手を敬う立場であればメールより、会話が断然コミュニケーション力が大きいと感じています。これからは特に一番小さい社会、つまり家族とのコミュニケーションが重要であると筆者は考えています。皆さんはいかがでしょうか。
まとめ
- 家族内でのコミュニケーションの機会、時間を増やす。
- 子供から親に相談しやすい環境を作る。(家庭団欒、一緒に夕食を取るなど)
- 家族とはメールでやりとりすることはやめて、会話をすることを心がける。
ご一読いただき、ありがとうございました。
コメント
コメント一覧 (1件)
[…] ですね。まず、DVやモラハラ等の不義を行う人は、相手(あなた)に精神的、肉体的に大きな負担になり、ガマンしていると命を落としかねない状況になります。したがって、即刻離婚してその場から離れなければなりません。その他の原因についての問題については別の機会で記載していきます。今回は主にあなたと配偶者について考えてみましょう。家庭内のトラブルについては別のサイトで記載しましたのでそちらを参照してください。目の前にいる配偶者を見ると、短所だけが見えて明るい将来が想像できないのではないでしょうか。そのため、 […]