品質不正から身を守る方法。不正を起こすメーカーの製品は使用しない方がいい。

電気自動車メーカーテスラがアメリカで約47万5千台超のリコールのニュースがありました。今日は過去に発生したリコール隠し事件を含め、品質不正に関することを書いていきます。

日本の大手メーカーの品質不正が後を経ちません。コンプアライアンスとか、ガバナンスとか、最近よく聞く言葉ですが、不正防止できないように取り決めしても再発しています。それはなぜでしょうか?結論から言いますと、

品質不正、不祥事を起こしたメーカーの製品は今後買わないほうがいい

ですね。

品質不正が発生する要因は大きく3つあります。

品質を管理、検査する人材が不足している。
企業内での技術伝承が出来ていない。
経営者、従業員の責任感の欠如。

私は、このようなことを起こす企業は昔からあったことで、表に出なかっただけだと思います。

そして、内部告発により、問題が発覚した場合、その企業イメージや利益が大きく損なわれたため、ご存知の通り、最近はその前に企業自らが公表するケースが増えています。

過去にあった事件では日本の某自動車メーカーのリコール隠しです。その後も同じ問題を繰り返し、燃費データの改ざんを行なっています。

なぜ繰り返されるのでしょうか。

それは企業風土にあると思います。

社内の品質規定を変えても、長年その企業に勤めてきた経営者、従業員の企業風土は簡単に変わりません。

例えが良いかわかりませんが、物理学でいう「慣性の法則」が当てはまります。

それは、豪華客船やコンテナ船などの大型船の速度の上げ下げ、方向修正(舵取り)は、小さな船と比べると非常に難しくなります。小型船はすぐに方向を変えることができますし、速度をあげることが早くできます。大型船はタイタニック号のように目の前に突然氷山が現れると回避できずに衝突し、沈没してしまうことがあります。

つまり、某自動車メーカーを大型船に例えると、大企業は簡単に企業風土(文化)を変えることができず、変えるためには時間が必要になるということです。

これは某自動車メーカーだけではなく、某タイヤメーカーや某電気メーカー、某鉄鋼メーカー、某ショックアブソーバーメーカーにも当てはまります。

前出のように、現在表に出る品質不正、不祥事は、大昔にも同様に隠蔽されている可能性があり、その時点では現在のように表に出なかっただけと想定できます。

その企業の社歴が仮に創業から40年経っているとすると、問題が発覚してから方向修正するまでに40年かかると考えていいでしょう。

そのため、その間消費者はそのメーカーの製品を購入すると、同じ問題に遭遇する可能性があると考え、リスクを軽減するために、そのメーカーの製品の購入を控えた方が良いのではないでしょうか。

まとめ

  1. 大企業は簡単に企業風土を変えることができず、変えるためには時間が必要になる。
  2. 品質不正、不祥事は、大昔にも同様に隠蔽されている可能性があり、その時点では現在のように表に出なかっただけと想定できる。
  3. 消費者はそのメーカーの製品を購入すると、同じ問題に遭遇する可能性がある。

ご一読いただき、ありがとうございました。

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