なぜ日本は自然災害の多いのですか?

二日前にトンガ沖の火山噴火の影響で太平洋側の国々の海岸沿いに津波が押し寄せました。この津波で甚大な被害を受けた方々には、お見舞い申し上げます。そして一日も早い復旧をお祈り申し上げます。今日1月17日は27年前に阪神淡路大震災が発生して、甚大な被害が発生し、尊い人命が奪われました。私の意見を含めてお伝えします。

日本は世界的にみても災害が多いと言われています。

  1. 地震が多い
  2. 台風の通り道
  3. 土砂崩れ 等

1.地震が多いのは、地球上の地表にあるプレートがぶつかり合い、これが地震の発生源となっています。海上で発生すると津波が発生し、建物が倒壊したり、逃げ遅れた方が溺れてしまったり、直下方でも同様に建物が倒壊し、火災が発生します。日本で発生した被害総額は世界の約4分の1だそうです。

2.台風の通り道ですが、日本の南東の海上で熱帯低気圧が発生しやすく、それが上昇中に海水からの温度を吸収してエネルギーを蓄えて台風が巨大化し、その頃に日本に到着するために、農作物に大きな被害が発生したり、大雨や強い風により、崖崩れによる建物の倒壊や道路が寸断されたりします。

そして3.土砂崩れです。昨年の7月に静岡県熱海市伊豆山で発生した土石流災害を思い出します。しかし、これは大雨だけが原因ではなく、前の所有者が市に提出した計画書に地中の排水設備や砂防ダムを配置することを記載されていたが、実際にはそのような工事の痕跡はなかったそうです。また、監督官庁の市や県がしっかりと確認し、工事のやり直しをさせていればこのように人命が失われることがなかったでしょう。

災害は、天災と言われる自然災害だけでなく、本来やるべきことをやらなかったために大きな災害を発生させてしまう人災があるわけで、コストを重視するあまり、手抜き工事を行うことはあってはならないでしょう。人命第一を考えれば自ずと建設土木に係る企業や監督官庁はしっかりとルールを守るのではないでしょうか。

まとめ

  1. 日本は世界的に災害被害額が約4分の1を占めるため、災害を他人事と考えず、常に避難場所や防災グッズを用意すること。
  2. 災害は天災(自然災害)だけではなく、人災もある。住む場所は海抜の高さや、周りの地形を考慮して決めること。
  3. 命より優先するものはない。危険を感じたら即逃げること。

日本は、災害が発生するたびに、必ず堤防を作ったり、対策工事をします。しかし、過去の歴史から見ても、対策するとそれを上回る予期せぬ災害が発生しています。一人一人が災害発生時の対応を意識するだけでも、かなりの人命は救われると思います。

ご一読いただき、ありがとうございました。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次