結果だけを考えるあなた、苦しくないですか?私はその過程(プロセス)を大切にすることをお勧めします。

昨夜、日本カーリング女子がスイスに勝ち、決勝に進出、銀メダル以上のメダルが確定しました。日本の女子カーリングチームが決勝まで進んだことは非常に喜ばしいことですし、個人的に賞賛しました。この出来事に関連して、私なりに負けた側の立場で考えてみました。

準決勝に残れるかの瀬戸際、インタビュー中にコーチが韓国が敗れたことを伝え、メンバーが急に失意のどん底から天国に登るような喜びを観ました。そして準決勝に駒を進めることができ、最終的に決勝に進むことができました。もし、韓国が勝っていたら、準決勝まで進めることができない可能性が高かったことを考えると、

結果 = 実力 x 運

ということになります。運はその時の状況により変わります。

例えば、運がある時を1、運がない時を0とするとAの実力10 x 運1=結果10ですが、Bの実力20 x 運0=結果0になります。

つまり、ライバルより実力があってもその時の状況により勝てないこともあるわけですね。

メディアでは主に各国が金メダル、銀メダル、銅メダルの数を競うことを報道していますが、アスリートがオリンピックの舞台に立つまでの過程は滅多に報道されることはありません。それはメディアや我々が

結果=実力

と認識するからです。これはスポーツに限らず、仕事などの結果を求められるものにも同様ですね。

運も実力のうちと言われますが、私は、運は実力ではないと考えています。スケートの羽生選手はリンクに氷の穴が原因でジャンプできなかったために、4位で終えましたが、氷の穴は羽生選手の実力ではありませんね。

なぜ彼はメダルが取れなくても賞賛されるのか?それは皆さんがご存知ですね。つまり、4回転アクセルを初めて成功させました。これは何大抵の練習や訓練では成し遂げられないことを皆が潜在的に知っているからです。つまり、

結果≠実力

であり、

実力=過程(プロセス)

になります。逆に言いますと、プロセス(練習、勉強、仕事)を大切にし、日頃から実力をつけておけば、環境(運)が変わることで結果が出る可能性が出てきます。

このように結果と実力を分けて考えると、結果は運に左右され、実力は過程(プロセス)に左右されますから、個人的には結果に縛られることなく、常にプロセスを大切にして生きていきたいと思います。皆さんはいかがですか。結果を重視すると苦しくなります。それは他人に認められることを重視することになるからです。私が私自身のプロセスを、あなたがあなた自身のプロセスを自ら認めて実力をつけていくことが大切ではないでしょうか。そして結果が出たらそれはたまたま運が良かったくらいでちょうどいいのではないでしょうか。

まとめ

  1. 結果=実力 x 運(環境) 実力=過程(プロセス)
  2. ライバルより実力があっても、その時の環境(運)によって勝てない時もある。逆に言えば、
    ライバルより実力がなくてもその時に環境(運)によって勝つことができる場合もある
  3. 他人に認められる結果を重要視すると、苦しくなる。まず自分のプロセスを認め、実力をつけ、結果が出たらたまたま運が良かったと考える。

ご一読いただき、ありがとうございました。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次