ATMの障害と社会生活に与える影響について

ある大手の銀行でATMが使えなくなる障害が繰り返し発生し、金融庁から行政処分がありました。先日も8つの地方銀行でシステム障害によるATMが使用できないニュースがありました。ATMが使用できないことが生活に支障が出てくるものでしょうか。今日はATM障害と我々の生活について考えてみたいと思います。

1.ATMって本当に必要ですか?

ある大手銀行でATMが使用できない障害が繰り返し発生する原因は、大手銀行の合併前のシステム統合が上手くいかなかったことが原因と書かれていました。しかし、私はこの銀行口座を持っていないですし、特段気にすることはありませんでした。しかし、先日地方銀行でも同様のシステム障害が発生したとのことですが、もし、近所や職場で使用するATMが使用できなくったら自分に影響があるかを考えてみると、特にありませんでした。それはここ10年以上ATMでお金を下ろすことをしたことがありませんでした。振り込みで1回使用しただけでした。コンビニでお弁当を買うにも電子マネーやクレジットカードでできますし、むしろポイントが加算されて現金よりお得であることは間違いありません。そのため、財布には多少の現金は持つようにしていますが、支払いはクレジットカートまたはデビットカードて行っています。では、誰がATMを使用しているのでしょうか?

2.ATMを使用する世代は?

昔は銀行窓口は午前中混んでいたことを記憶しています。会社のお金の出し入れに会社の制服を着た女性が窓口で待ってい流光景がありました。先日母から振り込みをATMで行いたいので手伝って欲しいと言われて、久しぶりに銀行のATMに行きました。驚いたことにほとんど窓口で待っている人はいませんでした。実際に会社のお金のやり取りはネットバンキングで行えますので窓口で並ぶ必要は無くなったことが影響しているのだろうと思いました。また、ATMでお金を下ろしている人も年配の方がほとんどでした。つまり、現金で物を購入する世代の人にとってはATMは生活するために、ある意味命綱であると感じました。

3.ATMは公衆電話のようになくなっていくだろうか?

携帯電話からスマートフォン普及により、街中や駅中にあった公衆電話がなくなり、探すのが難しいくらいです。今ではスマートフォンからの振り込み、支払いができますから現金で支払う機会がほとんどなくなり、使用する世代の減少に伴い、ATMの使用頻度も落ちて、減少していくでしょうね。蛇足になりますが、ATMがなくなればオレオレ詐欺などの犯罪防止になるかもしれませんね。

4.ATMはコンビニのように共有化され、それぞれの銀行の役割が明確になるだろう

実際にほとんどのコンビニにATMがあります。私も最近コンビニのATMを使いましたが、銀行のATMと変わりありません。したがってコンビニにはどの銀行でも使用できるATMが残ることが想定できますが、銀行の役割が明確になるのではないでしょうか。例えば大手銀行は大口顧客や大手企業のみを扱い、店舗やATMを有することがなくなっていくと考えます。地方銀行や、信用金庫、信用組合などは地元密着型リテール(小口)や地元企業との取引に集中してくる可能性が高いだろうと想定できますね。

まとめ

ATMはコンビニには残るため、現金を使用する世代でも問題なく、クレジットカードの使用を躊躇する世代がキャッシュレスの特典を活用して少しでも安く購入したりすることが理解できれば、ATMを使用する頻度は少なくなるだろう。

ご一読いただき、ありがとうございました。

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