世論は100%正しい情報を得ることはできないので正しい判断ができるようになろう!

新聞紙

駐日ロシア大使が「“虐殺”はウクライナのでっち上げ」と発言したことがニュースになっています。インターネットが普及して、マスコミ等が情報操作できなくなってきている時代になぜ”でっち上げ”発言ができるのでしょうか。今日は情報操作について考えてみたいと思います。

1.インターネットがない時代は情報操作が容易にできた

新聞などのマスコミやテレビ局のマスメディアが受け取る側が印象や判断結果に影響を与える行為を情報操作と言います。私が40年前の小学生時代にある先生から新聞記事を読んだり、テレビのニュースを観たらその情報が正しいと思いこむのは危険であり、疑うことで客観的に物事を見ることができることを言われたことを覚えています。それは情報がテレビ、ラジオ、新聞からだけしか入手できなかったことが、マスメディアで正しい情報に脚色を加えられたら違う情報になってしまいます。その点インターネットの普及により、インタビュー会見も切り取りされてニュースに出されて、情報操作されても、Youtubeなどの動画にすべて出されることにより、正しい情報が入手できるようになりました。新聞の購読が激減しているのは世論は新聞の媒体が中立ではないことを知られてしまったからではないでしょうか。

2.インターネットの時代になり、情報過多になりすぎた

しかし、インターネットは色々な人の意見が混じり合うことで、逆に何が正しいのかわからないことが出てきます。人によっては意見や考え方が違うため、ある有名作家がTwitterに自分の意見をアップしたり、他人の意見を否定すると、そのフォロアーのファンは仮に正しくなかったとしても、それが正しいと判断してしまうことがあるからです。そのため、情報過多から真実を探すことが容易でなくなりました。それこそ有名人の意見は影響力がありますから前出に記載した通り、疑ってかからなければならなくなります。ではどうしたらいいのでしょうか?

3.100%正しい情報はない

残念ですが100%正しい情報はありません。ニュース記事は、その記事を書く人の主観が必ず入ってしまいます。同様に有名人の意見もその人の主観が入ります。これは仕方がありません。逆にどうすることもできませんね。しかし、多くの情報からできる限り正しい情報に近づくことが可能です。それはある意見やニュースが正しいと感じたら、逆に反対意見の立場になってそれが正しい根拠を探してみると意外に自分の意見が修正されることがあります。客観的に物事を見る癖づけをすることで正しい情報か否かを判断できるようになるのではないでしょうか。

4.明らかに大多数が正しい情報と認識しているのにそれを間違っていると言うと

発言の信用がなくなります。特に上の立場になればなるほど、その後の発言が仮に正しい情報だとしても信用はありません。そのため、発言すればするほどその逆が正しい情報だと世論は考えます。それは前出のロシア側の発表がその一例でしょう。少なくとも日本で正しいと判断している人はほとんどいないのではないでしょうか。しかし、100%間違いであると判断するのも危険性があります。つまり、正しい情報であっても、その中に伝えるメディアやその記者の主観や考え方が入ってしまうことがありますので、事実だけを取り出した上で判断する必要があり、明らかに間違った情報を提供する側については、100%間違いであるという判断ではなく、なぜこのようなでっち上げ情報を提供するのかを考えることで、より正しい情報と個人的な判断ができるのではないでしょうか。

まとめ

  1. テレビのニュースや新聞を100%正しい情報と考えてはいけない。
  2. 得た情報に対して、あえて反論意見を考えることで、さらに正しい情報に近づく可能性がある。
  3. 提供する側がなぜ明らかに信用のないでっち上げ情報を提供するのかを考えることで、そのニュースの裏側が見えてくることがある。

ご一読いただき、ありがとうございました。

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