検査不正が繰り返される企業の製品は購入してはならない

過去のブログに企業風土は簡単に変わらないことをお伝えしましたが、やはりと思わせる事件がありました。それはある大手電機メーカーの変圧器の検査不正です。昨年も鉄道車両の設備不良で社長が引責辞任しました。今日はなぜ企業改革が簡単にできないのかをお伝えしていきたいと思います。

1.人はそんなに簡単に変われるものではない

今まで不正だと思わずに、いや思っていてもこれくらい問題なさそうだからいいやで仕事をしていた人が、急に心を入れ替えて、明日からは正直に生きていきますといっても、簡単に変われるでしょうか?答えはNoです。個々人で考えるとわかりやすいのではないでしょうか。性格の悪い人に明日から性格が良い人になれといっても無理です。仮に一時的に上辺だけ変えることができたとしても、時間が経つと元に戻ります。人は簡単に変わることはできない動物です。

2.ではどうしたらいいでしょうか?

皆さんは性格の悪い問題のあるトラブルメーカーに近づこうとはしないはずです。当然、トラブルメーカーから自分の身にトラブルが降りかかることを避けたいからです。企業も同じです。モラルのない問題のある人たちが集まる企業の製品にまともなものがあるでしょうか。検査不正は顧客を騙す行為で、詐欺と同じです。本来の品質で提供して、適正価格で販売して企業は利益を得るわけですが、本来の品質でないものを販売するとなれば、適正価格で販売していないことになるわけですから詐欺行為と言われても仕方がないでしょう。

3. 詐欺行為を行う人、会社は同じことを繰り返す

詐欺を行う人は再犯率が非常に高いそうです。実際にそのような会社は過去に検査不正が別の製品で発覚しています。したがって、また違う製品で行われている可能性が非常に高いと考えると、リスクを考慮して検査不正を行う会社の製品は約50年間購入してはならないと個人的には思います。

4.検査不正を行う会社の文化や考え方

ネット記事に「すぐに故障するとは考えていない」、「規格を満たさない変圧器を運用すれば、顧客側が電気事業法に抵触する恐れがあるといい、納入先と相談の上で特別点検などを実施する方針」と書かれていましたが、私は目を疑いました。納入先と相談の上で特別点検って何?普通なら正規品に取り換えするのが筋ではないでしょうか。これは消費者や顧客を愚弄していますね。私は二度とこの会社の家電製品は買わないと誓いました。皆さんはいかがでしょうか。

まとめ

  1. 検査不正を行う会社は、再犯を繰り返すと考えていい。
  2. 検査不正が発覚後、顧客の利益より自分たちの利益を守る行動をする。
  3. その企業の製品を購入するなら、後々後悔することを肝に銘じる必要がある。

ご一読いただき、ありがとうございました。

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