日本が復活できるプライオリティと抵抗勢力について

「第4回アジア・太平洋水サミット」が23日、熊本市で開かれ、水災害対策や水環境改善で各国に取り組みの強化を求める「熊本宣言」を採択した内容のウェブ記事を読みました。この記事に違和感を覚えたのは私だけでしょうか。それは、今日本が置かれている状況に対して本来優先的に行わなければならないことが山積みのはずなのに、海外に協力しなければならない余裕は今の日本にないはずです。今日はプライオリティ(優先順位)と抵抗勢力について考えてみたいと思います。

1. 仕事ができない人はプライオリティ(優先順位)を考えない

明確に言えることがあります。仕事ができない人はプライオリティを無視します。というかそもそも考えていない人がほとんどです。つまり場当たり的な仕事をします。そのため、本来早く行わなければならない仕事をおそろかにしてしまったために、さらに問題が大きくなり、時間がかなりかかってしまった経験をされた方もみえるのではないでしょうか。結果を出す人の共通した特徴は、短時間で効率が高いことです。営業活動で残業しないけど結果を出す人は、採用されやすい顧客を優先的に営業活動します。そもそも時間をかけても結果の出ない顧客を相手にすることはないでしょうね。

2.世界は自国ファーストになっている

世界は明らかに他国へ協力する余裕がなくなってきています。それはロシアがウクライナに侵攻していることでよくわかります。他国はウクライナへの経済援助や武器の供与は行っていますが、自ら参加することはしていません。それは戦争に参加することで自国に与える影響が、メリットよりもデメリットの方が大きいことがわかっているからです。さあ、日本に目を向けてみましょう。バブル崩壊後、30年間GDPが増えない、つまり日本人の所得が増えない状態になったのはなぜでしょうか。それは政府が日本国内よりも海外に重点を置いているからです。政府が日本ファーストであれば今のような経済状態にはなっていなかったでしょう。つまり、世界の国々に八方美人になってはいないでしょうか。つまりODAと称して海外に必要な資金を投資し、日本国内に投資してこなかった。私はそれが政府の政策の優先順位を間違え、かつ実行力がなく、実行しても遅い、決断力が鈍いことにつながっていると考えています。残念ですが、日本は変えることが苦手なようです。それは今の結果が示しています。

3.保守的な日本がすべて悪いわけでもない

変えることが苦手な日本人ですが、すべてを変える必要もありません。まず、

1.何を変えなければならないのかを見極める
2.変える必要があるものに優先順位(実行順位)をつける
3.優先順位をつけたら、変える決断力と実行速度を早める

です。書くと簡単にできそうな感じがしますが、政府や国会議員はなぜそれができないのでしょうか。それはしがらみです。しがらみとは利権のことです。これを取り除けば間違いなく物事が早く進みます。当然それを取り除くためにルールを改正しようとするとそれを邪魔する抵抗勢力が出てきます。この抵抗勢力は日本だけに限らず、世界中どの国でもあります。

4. 抵抗勢力の種類は民族により異なる

欧米と日本の抵抗勢力の種類が異なるのではないでしょうか。まず、日本は農耕民族で、周りが海に囲まれていますので外国などの民族が侵略しにくいですが、欧米や中国、韓国などは同じ陸続きのため、いつ何時他の民族が侵略してくるかわからない状態です。そのため、日本は比較的保守的で安定を好み、欧米ではすぐに実行(変化)することを好むのではないかと考えられます。日本は欧米から色々な抵抗勢力にあっています。そしてそれを乗り越えています。例えば、オリンピックのルールです。明らかに彼らの条件が良いルールです。日本人はそれを乗り越えています。環境問題でも使用してはならない物質が増えていますが、ルールを作った欧米がそのルールを守ることができず、逆に日本はいち早くそのルールにあった製品を開発しようとします。つまり、海外の抵抗勢力に強い日本ですが、国内の抵抗勢力に弱い日本と言えそうです。国内の抵抗勢力に打ち勝つことができれば日本は必ず復活できるのではないでしょうか。

まとめ

  1. 正確なプライオリティ(優先順位)と実行力が確実な成長につながる
  2. 海外の抵抗勢力に打ち勝つことができる日本は、国内の抵抗勢力にも打ち勝つことができるはず
  3. 国内の抵抗勢力に打ち勝つことができれば日本は必ず復活できる

ご一読いただき、ありがとうございました。

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