問題のある製品やサービスを受けるリスクを回避する方法

知床遊覧船事故の社長謝罪会見の態度を見て、この事故は明らかに人災であることを認識しました。顧客を軽視した商売は必ず問題が発生します。今日は人災で発生した事故や問題のある製品、サービスについて考えてみたいと思います。

1.人災により発生した事故

今回の事故を含め、過去に人災により発生した事故があります。共通していることは会社や組織のトップが本来その地位に着いてはいけない人がなっていることです。そして問題が発生すると記者会見で責任逃れの言い訳をします。つまり人間的に問題がある人です。最低限のモラルや人間性が備わっていない人ですね。このような人が社長や会長になると必ず何かの問題が発生します。ここでは明確な会社名は避けますが、ある自動車メーカーのリコール隠し、粉飾決算を行っていた浜松町に本社がある電気メーカー、福島で発生した原子力発電事故を起こした関東地区の電力会社、自動車のエアバック製造メーカー、最近では盛り土の処理、管理がされていないために発生した熱海の土石流事件、検査を行わなければならないのに、燃費データを捏造していた自動車メーカーありましたね。なぜこのようなことが繰り返し起きてしまうのでしょうか。

2.責任を取れない社長は逃げ足が早い

明確に言えることがあります。責任を取れない社長やトップの経営者は逃げ足が早いことです。すぐに後任を決めて、自分は辞職してしまいます。なぜ逃げ足が早いのか?それは自分の意向が経営に関わっているから、それが下部の組織に反映して問題が発生していることがわかってるからです。そして辞めることで責任を取ったつもりでいます。

3.謝罪記者会見、遺族説明会の社長の態度は人間性そのものを如実に表す

知床観光船事故の謝罪会見にこの社長は赤いネクタイを締めてきました。話し方、質問に対するあやふやな回答にも、今までの生き方が如実に現れています。それはこの会社に限らず、過去に問題を発生した会社の社長の会見を見れば大なり小なり共通しているのではないでしょうか。

4.法令や規則を制定しても遵守しなければ意味がない

会社で問題が発生すると、同じ問題を発生させないように規則を作ります。しかし、規則を制定したり厳しくしても守らなければ意味がありません。問題を起こした企業が、別の製品やサービスで繰り返し問題が発生するのは守れない規則を作るからです。規則が守れないのは一種の社風であり、文化ですから簡単に変えることは難しいと考えていいでしょう。製品やサービスを受ける消費者側は、問題を発生させた会社は簡単に変わることはなく、その会社の製品を選ぶ側にも責任があることを認識して製品やサービスを受けないようにすることがリスク回避につながるのではないでしょうか。

まとめ

  1. 最低限のモラルや人間性が備わっていない人が社長になると、その会社の製品やサービスは問題が発生する可能性が非常に高い。
  2. 責任が取れない会社の社長や経営トップは問題が発生すると逃げ足(辞職)が早い。逆に言えば、まともな経営者であれば謝罪会見を行うようなことは発生しない。
  3. 製品やサービスを受ける消費者側にも選ぶ責任があることを認識しなければならない。

ご一読いただき、ありがとうございました。

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