パフォーマンスは諸刃の剣、結果が出ないと逃げられる

最近、北海道日本ハムファーターズの新庄ビッグボスと試合結果が取り上げられることが多くなりましたが、パフォーマンスとその結果について考えてみたいと思います。

1.パフォーマンスと結果は比例しない?

新庄ビッグボスは、現役時代から非常に目立つパフォーマンスをされていたと思います。それは選手として、プロ野球界を盛り上げようとしていることがわかります。しかし、パフォーマンスをしなくても、過去読売巨人軍の王や長嶋のように、結果でファンを引きつけていました。ファンの前で期待していたホームランを打ったり、好プレイをされたりすると球場で観戦したいと思いますから、必ずファンは球場に行きたいと思いますし、巨人戦になればチケットは即売り切れになるのは当たり前の時代でした。当然、テレビの視聴率も高くなりますからスポンサーも付きます。私は、古い世代の考え方かもしれませんが、正直新庄ビッグボスのパフォーマンスは勝負に必要ないのではと考えていました。やはりプロのアスリート(サラリーマン)は結果でファン(顧客)を魅了して欲しいものだと思います。

2.結果の出ないパフォーマンスは必要ない

言い方が悪いことを承知で書きますが、結果の出ないパフォーマンスは猿芸と同じです。逆に結果が出たパフォーマンスは多いに賞賛されることになりますが、それは稀なことではないでしょうか。一部の国会議員などは選挙対策のために、パフォーマンスに力を注ぎ、何の結果も出していない人がほとんどで、選挙でその人を当選させなければいいわけです。しかし組織に所属する監督等はその組織の上層部が決めます。一時的な人気を集め、観客を増やすことだけを考えて、その管理者を選ぶのであればいいのですが、多分フロントはパフォーマンスより常勝することを願っているはずです。そして即結果を求めます。

3.何が目的なのかを明確にすることで選ぶ人も明確になる

「勝つことでファンはさらに自然に興味を持ち、それが観客動員につながり、球団は儲かり、選手の収入は増える」のか、それとも「試合をする前にパフォーマンスでマスコミに興味を持たせ、ニュースにして目立つことで一時的な収入を得る」ことを目的にしているのか?あなたがオーナーならどちらを取りますか。もちろん私は前者です。そのために勝つことにどのような資源を投資して、本来選手の持っているパフォーマンス(ここでは素質)を向上させて勝てる強い球団にするかです。監督(管理者・経営者)が目立つ必要はなく、プレイする選手(従業員・部下)が活躍し、結果を出すことで球団全体(会社全体)が目立つことができます。

4.一時的な人気も最後はファンに見透かされることになる

ご存知の通り、パフォーマンスで目立っても負け(失敗し)続けることになるとファン(顧客)は間違いなく逃げていきます。だから球団(会社)は勝つことに拘らなければ先行き球団(会社)経営は成り立たなくなるでしょう。今回の一例として日本ハムを挙げていますが、これは他のことについても言えることですね。個人的には新庄監督には勝っていただき、パフォーマンスとの相乗効果を期待したいですね。

まとめ

  1. プロのアスリートはパフォーマンスではなく結果でファンを魅了するべき
  2. 結果が出たパフォーマンスは多いに賞賛されるが、それは稀なことである
  3. 監督や指導者が目立つ必要はなく、選手が結果を出す環境を整え、選手が結果を出し、目立つ存在になることが目的である。

ご一読いただき、ありがとうございました

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