見栄や自慢は本当のステータスではない

ある知り合いが会社で昇進したため、会社上層部から今の車よりもっと高級な車を持つように強要されたことを聞きました。未だにこんなことを言う人がいるんですね。昔は車が身分に合ったステータスの一部になっていましたが、現在もそのようなことを言う会社があることに驚いきました。今日はステータスについて考えてみたいと思います。

1.高級車や高額な車がステータス?

車がリースやザブスクなどの制度が取り入れられてから高給取りでなくても高級車で走ることができるようになりました。当然リースやサブスクはローンと違いますので所有物になりません。しかし一定額を払うことで高額な車にも乗れるようになりました。ステータスはその高額車を所有することであり、ただ単に乗ることではないことです。そこを勘違いされている人がいます。もう一つの理由として、車に関する興味を持つ人が多いことでそのステータスが高くなることです。そのため、昔は軽自動車や大衆車から始まり、徐々に会社の地位が上がることで収入も上昇することでアッパーミドル車とかハイソサエティカーと言われる車を所有し、そして「いつかは・・・」と言われる高級車を持つことがステータスとして成り立っていました。

2.今の日本で走っている車を見ると

生活必需品としての車が多くなりました。日本市場の半分は実用的な軽自動車で占めています。そして大人数が乗れるワンボックスやSUV車をよく見かけます。車にステータスを求める人は周りから見てほしいとの意識があります。しかし、日本で車に興味を持たない人が増えた昨今、その車を見ても車種などがわからない人が多いため、思ったほど認識されていないのが実情ではないでしょうか。

3.経済が成長しない市場ではステータスよりも重要なことを考える

ステータスは一種の見栄や自慢でもあります。本当の金持ちは見栄や自慢ではないので、周りはこの高級車種を所有して当たり前と考えるため、嫉妬ややっかみを持たれることはありませんが、ちょっと収入が増えたからといって実力を超えたような車を待つと周りから嫉妬されることがありますね。最近でも理由はよくわかりませんが、車に剥離剤をかけられたり、傷をつけられたりする事件が起きていますが、逆に一般的な誰でも持っているような車であればそのようなことをされることは少ないのではないでしょうか。私の場合ですが、車より優先するものがあります。それは家族です。子供の教育費です。子供が勉強したいので大学に行きたいとか、留学したいと言えば、仮に私が車に興味があったとしても、車を優先することはありません。もし、車を優先するから進学は諦めてくれといったら子供たちは私にどのように感じるでしょうか?それよりもできるだけ子供の将来になることを優先し、彼らが成功してほしいことを願うことで、正直車のステータスなんてどうでもいいと思っています。あなたは何をステータスより何を優先しますか。

4.所有することがなくなればステータス意識は薄れる

世代によってはテレビを持たないとか、土地や不動産を持たない人が増えています。なぜテレビを持たないのかを聞くと、テレビを観ないからとか、テレビを観る時間がないとか、NHKに受信料を払いたくないからというような答えが返ってきました。昔は土地や不動産、持ち家であることはステータスの一つでしたが、今は固定資産税を払いたくないとか、財産として持っても人口減により、長期的に不動産価格が目減りしていることがわかっています。であれば買うより、借りる方がお金が残る可能性が高いと考える人が多くなります。前出を復唱しますとステータスは物を所有することで成り立ちますから、このように借りることが増えることはステータス意識が薄れていっている傾向にあるのではないでしょうか。日本のGDPが増えず、所得が増えない限り、所有より借りることが当たり前の時代になっていくのでしょうね。

まとめ

  1. 車に興味を持つ人が減り、車は移動手段の生活必需品になった。
  2. 収入に見合わないステータスを持つと、周りからやっかみや嫉妬を持たれる。
  3. 物を所有することから借用(サブスク)する割合が増えることでステータス意識がなくなりつつある。

ご一読いただき、ありがとうございました。

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