離婚調停中の20代、30代の男性の方へ(1)

離婚の90%が協議離婚、9%が調停離婚、1%が裁判離婚だそうです。私は30年前に調停離婚を経験しました。離婚の原因は性格の不一致ですが、一言で片付けられるものではありませんね。そんな私の経験を読者の方にお伝えできればと思います。

離婚調停中の方は、今非常にお辛いお気持ちのことと思います。真っ暗闇のトンネル内を歩いている感じで、先の見通しが全く見えない状態だと思います。

当時の私は、真面目に生きてきた者がなぜこのような仕打ちを受けなければならないのかと納得できず、毎日悩み苦しみました。

しかし、必ず道は開けます。明るい未来が待っています。人生はいつでもやり直すことができます。

私の場合、原因は性格の不一致ということになっていますが、具体的には、生活感、考え方の違いでした。一例ですが、当時の妻(前妻)は子供が生まれてから、義母に頼りっぱなしになりました。住まいは別ですが、食事を義母に作らせて、持ってくることが毎日のように続きました。私から前妻には子供が産まれて我々が親になるのに、自分たちの親に頼りすぎるのは止めたほうが良いのではないかと。お義母さんにも申し訳ないし、共同で家事を行うことを提案しました。

しかし、前妻は当然義母にそのことを伝え、義母は私を怒鳴り付けてきました。頼ることが当たり前の前妻に、頼られることが当たり前の義母でした。

親子以上の強固な結びつきです。

当然私の意見は受け入れることがなく、前妻は自分が正しいので自分に従うように言います。従わなければ、義母が怒鳴りつけてきます。

私は、義母に我々の家族に立ち入らないで欲しいことを伝えましたが、それが気に食わなかったのか、さらに我々夫婦に介入してきました。

これが1年続き、我慢しました。

その間に、親族、仲人、知人などに相談しましたが、共通した意見は、「夫婦関係は一方が100%我慢する必要はない」「若いからまだ人生をやり直すことができる」、つまり離婚した方が良いと間接的に言われました。しかし、子供の事を考えると、非常に苦しみました。子供の将来の人生を考えたら、やはり我慢して一緒に生活した方が良いのだろうか?でも尊敬していた方から「子供の人生は大切だが、自分の人生も大切だ」と言われ、苦渋の選択をしました。

私は、離婚する事を決意し、前妻に「離婚してください」と言いました。

前妻は、子供ができたばかりなのに、私が離婚する事を言うとは思っても見なかったのでしょう。義母に情報が入り、毎夜電話で怒鳴られ、寝ることができませんでした。

私の心はもう限界でした。

仲人を通じて、前妻と義母に協議離婚をしたいことを伝えましたが、応じてもらえず、その後住処に戻ると、突然電化製品、布団などの生活用品がなくなり、私名義の貯金通帳も持って行かれ、子供も連れて行かれました。

私は即日地元の家庭裁判所で離婚調停を申請し、しばらくすると家庭裁判所から出廷予定日時が記載された書面が郵送で届きました。

離婚調停中の20代、30代の男性の方へ(2)へつづく

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