自分の心にウソをつかず、素直な気持ちになる方法

素直な気持ちになれなくて、後悔することありませんか。子供の頃に叱られて反発したら親から「素直になりなさい」と言われたことがあります。大人になると素直になれないことが多くなります。素直を辞書で調べると「考え・態度・動作がまっすぐなこと」、「ひがんだ所がなく、人に逆らわないこと。心が純真さを失っていないこと」とあります。今日は素直について考えてみたいと思います。

子供は純真無垢なので、相手が傷つくことを知らずに、本音を言います。例えば「お姉ちゃん太っているね」とか相手の外見をそのまま言いますが、別に相手を傷つけることを考えずに言っています。しかし、往々にして子供だから仕方がないと許されます。蛇足ですが、純真無垢がゆえ、親が子供に理不尽なことをすると、それが潜在的に正しいことと植え付けられてしまい、大人になってから人間関係にトラブルを抱えることがあります。

大人になればなるほど、素直になれないことが多くなります。大人の世界では本音(例えば嫌いな気持ち)を言えば人間関係にトラブルが発生します。上司に考え方に異論を唱えることができない。お付き合いしたい相手に自分の気持ちを伝えることができない。会議中に自分の考えを伝えると場がシラケてしまうからやめておこうなど、素直な気持ちから遠ざかっていきます。

確かに、ある程度の人間関係を維持するために、自分の考えを発言することをガマンしなければならないですが、素直な気持ちを自分の心の中に持つことは自由ですね。

その心の中を曝け出してみると色々なことがわかってきます。例えば、

会社に行きたくない。
上司や仕事仲間と顔を合わせたくない。
満員電車で通勤したくない。
嫌な仕事をしたくない。 等

ですね。これを関係者に言うと人間関係が破綻するでしょう。ただし、心の内に秘めて素直な気持ちでいることはできます。しかし、素直になるには、経験をしてからでも遅くないと筆者は考えます。

経験例として私事で恐縮ですが、私が入社した当時は、生産管理を希望して、その通りの部署に配属されました。しかし、数年後に営業への移動を命じられました。異動先の上司も厳しいと聞いていましたので、その時、私は会社を辞めようと考えました。まさか私が営業なんて考えたこともありませんでした。それは人と接することが苦手で、顧客と会って製品のプロモーションなんてできるはずがないと思い込んでいました。

しかし、せっかくの機会ですし、経験してから辞めても遅くないだろうと思い、異国の地?へ転勤し、営業活動をすることになりました。最初のうちは萎縮していましたが、上司も厳しさの中にも優しさがあり、時間が経つと少しずつ自信とやりがいが出てきて、営業の仕事が好きになりました。

話が長くなりましたが、最初から自分はこれに(この仕事)に向いていないと決めつけるのではなく、経験してから素直な気持ちで自分自身を見つめることも大切ではないかと思います。その上で、自分はこの仕事に向いていないから、転職活動をするでもいいのではないでしょうか。

好きな人に告白するのも同様ではないでしょうか。自分の素直な気持ちを相手にぶつけて、よかった人もいれば、撃沈(フラれる)する人もいると思います。私はフラれた人も結果的にはよかったと考えています。(筆者も過去に同じ経験をしています)もし、撃沈(フラれる)する自分を想像して、自分の素直な気持ちを表に出さなかったことにより、10年後、20年後にあの時告白していたら…….なんて後悔するのではないでしょうか。

相手が不快になる、人間関係を壊す素直な気持ちは表に出すことは控えなければなりませんが、自分がやりたいことなど素直な気持ちを、出来ることから少しずつ行動してチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

まとめ

  1. 素直な気持ちを表に出せなくても、自分の心の中に持つことは自由である。
  2. 最初から素直な気持ちになるのではなく、経験してから素直な気持ちで行動しても遅くはない。
  3. 素直な気持ちは、自分のできる範囲で少しずつ行動してチャレンジすることができる。

ご一読いただき、ありがとうございました。

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