他人に厳しく自分に甘い上司の主な特徴5選とその接し方について(2)

部下や社会的に下の立場の人には厳しいが、自分の行動には甘い上司ってどこでもいますよね。このようなタイプの人が上司になると、その組織で働く部下は苦労しますね。その主な特徴として

  1. 上司の失敗を部下の責任にする。
  2. 上司より上の立場(上司の上司)の人には必ずイエスマンになる。
  3. 部下の成功、手柄を上司の実績、手柄にされてしまう。
  4. 上司は間違っていることを潜在的に認めつつ、笑ってごまかし、自分を正当化する。
  5. 自分(上司)より能力の高い部下に嫉妬して、仕事に難癖をつける。(いじめる) 
    などです。

このような上司の対処法の具体例を以下にシリーズでお伝えし、ご参考にしていただければ幸いです。
今日は項目2. 上司より上の立場(上司の上司)の人には必ずイエスマンになるについてケーススタディを踏まえてご説明し、項目3以降は後日お伝えしていきます。 項目1リンク先ページ

仮にA部長からあるプロジェクトを進めるためにB課長に予算、スケジュール、デッドライン、プロセスの進め方などを指示されたとします。本来組織の能力を把握しているB課長であれば、A部長の指示内容と組織能力のギャップ(時間的な問題で期限までに業務の遂行ができないのか、人員が足りないのか)を理解していますので、A部長に現状の仕事の負荷と進められる能力を報告し、その上でA部長にプロジェクトを進めるための協力を依頼します。例えば、工程ごとに期間を区切って、進度状況をA部長にも把握してもらい、その都度協力をお願いすることをします。

問題はB課長が即了承する場合です。それはB課長が統括する組織の能力、マンパワー、業務にかけられる時間を把握していない、またはマンパワー、能力が無理であることは承知で、安請け合いしてしまいます。当然これは上司であるB課長がA部長に良い印象を与えたいがための個人的なわがままであることは周りの部下も承知していることが多いのではないでしょうか。

このような上司は、当然A部長の指示をそのまま部下に投げるだけになります。当然部下は納得していない状況で業務を遂行しますから、精神的にも非常に辛い状況に追い込まれます。

仕事のできない人(上司)は「なんとかなる」と考えます。ところが最終的には「なんともならない」状態に陥ります。このような上司は無能ですから、責任者ですが責任を取りません。つまり、部下に責任を取らせます。

さあ、あなたがこのような無能な上司の下で部下の立場になったとき、どうしますか?

対処法は、後々問題が発生すると想定できた時点で、直接部長に状況を報告し、発生する可能性が高い要因を伝えます。そしてその要因を取り除くための案と協力を依頼します。

そうは言っても、課長を通り越して、直接部長に報告するのはご法度ではないかと考えられる方もお見えになると思います。しかし、ここでよく考えていただきたいのですが、問題が発生した後のことを考えたら、事前に行動した方が状況は良い方向に行くと思いませんか。

実は、上記のケースは筆者が経験していることで、実際にあるメーカーの係長の時にこれはまずいと思い、直接部長に報告し、意見具申しました。その時に目に見える数値で説明したことが、相手(部長)に理解されやすいことがわかりました。私にとっては、その当時は非常に嫌な思いでしたが、今では自分が成長できる良い機会であったと考えています。

ご一読いただき、ありがとうございました。

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