他人に厳しく自分に甘い上司の主な特徴5選とその接し方について(3)

部下や社会的に下の立場の人には厳しいが、自分の行動には甘い上司ってどこでもいますよね。このようなタイプの人が上司になると、その組織で働く部下は苦労しますね。その主な特徴として

  1. 上司の失敗を部下の責任にする。
  2. 上司より上の立場(上司の上司)の人には必ずイエスマンになる。
  3. 部下の成功、手柄を上司の実績、手柄にされてしまう。
  4. 上司は間違っていることを潜在的に認めつつ、笑ってごまかし、自分を正当化する。
  5. 自分(上司)より能力の高い部下に嫉妬して、仕事に難癖をつける。(いじめる) 
    などです。

このような上司の対処法の具体例を以下にシリーズでお伝えし、ご参考にしていただければ幸いです。
今日は項目3. 部下の成功、手柄を上司の実績、手柄にされてしまう。についてケーススタディを踏まえてご説明し、項目4以降は後日お伝えしていきます。項目2.リンク先ページ

部下の成功、手柄を自分の実績、手柄にする上司って世の中にたくさんいますよね。なぜこんなことするのでしょうか?それは本人が無能であることを認識しているからです。優秀な上司は仮に自分の実績でも部下の手柄にします。

このような無能人間が上司として出世することができるのは、属人的な人事評価をしているからです。例えば、優秀な部下で仕事の結果を出しているが、生意気で性格が合わないから高い評価はできないとか、結果は出していないが、親しみやすい部下だから評価は中の上とか。

このような無能な上司の下にイエスマン部下の集まりが一つの派閥を作っていきます。そして、その無能な上司が社長などの立場になると組織全体が無能集団になり途端に会社がダメになります。それは

イエスマン部下は上司の指示に従うが、信頼はしていません。

例を挙げると、T芝は社長自らが粉飾決算を指示していた事件がありました。本来粉飾は犯罪であり、してはいけないことは誰でもわかりますが、イエスマン部下はわかっていても、「それはいけない」と言いません。上司に意見具申したり、忠告なんかしたら、自分の身が危うくなることがわかっていますから。そして、今のT芝は、皆さんがご存知の通りです。

この記事を読まれているあなたは優秀ですから、当然イエスマン部下になる愚かなことはしないでしょう。本来上司の課長が、部下の手柄を横取りするようなことをしていれば、その上司である部長は気づいているはずです。その部長がまともな人であれば、必ず様子をみて、課長に注意しているはずです。それでも同じことが起きるようであれば配置転換されるはずです。もし、ここで気づいていながら、知らないふりをしているのであれば、この部長も同類でこの先あなたが所属している会社はT芝のように先がないですね。

ただし、ここで明確に言えることは、仮に上司に手柄を奪われても、あなたは確実に実力がついています。そしてあなたの手柄を奪うようなことが二度三度起きたなら、実績と実力がついたあなたは他の会社でも通用する自信がついたはずですから転職を視野に活動された方がいいですね。

みかんの箱に一つでもカビの生えたみかんがあると、その周りにあるみかんまでカビが生えるので本来はすぐに取り出しますが、取り出さなければほぼ全部のみかんまでカビが生えてしまいます。つまり、実力のないイエスマン部下が蔓延ります。

だから実力のある人は、自分を正当に評価してもらえるところで働きたいので、そのような会社に見切りをつけて転職します。実際に希望退職を募ると、辞めて欲しくない社員が辞め、辞めてほしい社員が辞めないことが起きます。

希望退職を募ると言うことは、その会社の役員の経営能力がないから行うわけで、その役員たちは責任を取らず、辞めることもしないので、辞めてほしいイエスマン社員が辞めないのは当然の成り行きですね。

まとめ

  1. 優秀な上司は部下に手柄を譲る。
  2. あなたが上司に手柄を奪われても、あなたの実力まで奪うことはできない。
    あなたは確実に実力がついている。
  3. 仕事に自信と実力を持ったあなたは堂々と転職することができる。

ご一読いただき、ありがとうございました。

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