フジテレビが希望退職を募っているウェブニュースをちょくちょく見かけますが、現在就業されている会社で希望退職を募って、会社に残るか、それとも希望退職に応じるか迷われている方も多いと思われます。私も最初に入社した会社が入社10年目に希望退職の募集がありました。私の経験も踏まえて、今回は希望退職の募集があった時の対処方法についてお伝えします。
会社が希望退職の募集をするときに、その会社で働く従業員は当然不安になります。辞めるも地獄、残るも地獄と思われる方が多いのではないでしょうか?例えば「年齢45歳以上、勤続年数20年以上の方に限り、約200名の希望退職を募集します。募集締め切り日は2月20日、退職日は3月31日です。退職金は通常に○割の加算金があります。希望者は他の企業への再就職斡旋を行います。」のような募集があります。
我々がその該当者になると当然①希望退職に応募する(会社を辞める)または、②会社に残る、の二つに一つのどちらかを選択しなければなりません。以下にそれぞれの理由を記載します。
逆に
希望退職は突然ありますから、次に行くところが決まっていない場合の人がほとんどです。結論から言いますと、
です。私の仕事仲間も割増退職金で辞めた人がいました。半年後、街中でたまたま会いました。彼は会社を辞めたことを非常に後悔していました。それは、辞めた後で再就職先を探しても、不景気で募集がない、あっても希望の職種に就くことができないということで、退職金は底をつき、今はアルバイトで食い繋いでいると言われました。
別のケースですが、辞めてよかったと言っている人にも会いました。それは会社の経営状況が悪いことは知っていたので、事前に転職活動をしていて、内定後に希望退職の募集があったので、退職金も割増になり、ラッキーということでした。ちなみにこの人は常日頃から自分の仕事に対するスキルアップを欠かさない人でした。
だから、次の行き先が決まってから堂々と辞めることが鉄則ですね。
逆に残ってラッキーというケースもあります。残った社員は一時的に賞与をカットされたり、給与を一律○◯パーセント削減されたりしますが、景気が戻ったため、以前と同じように貰えるようになり、辞めなくてよかったと言われていた人もいました。
上記の「②会社に残る」人の理由で、あれ?と思われた方もいると思います。それは「3.上司から残って欲しいと言われたから辞めない」です。これは会社の本音で、希望退職は募集しますが、残って欲しい人材もいるわけです。
私のケースですが、その当時は独身でしたので実は「①-2希望退職を募集するような会社に将来性はないから辞める。」が理由で辞めるつもりでした。その後、上司に呼ばれて「辞めないで欲しい」と言われました。当時の希望退職は年齢制限がなかったこともあり、誰でも応募できました。私は矛盾を感じて、上司にそれでは希望退職にならないのではないですか?「辞めないで欲しい」と言われなかった人は、辞めてほしいということですか?と言ったら、上司は無言でした。後日、冷静に考えると自分の実力ではまだまだ他で通用することは考えられず、仕事で結果を出してから辞めても遅くはないと思い、用意した退職届を破棄しました。結局数年後に辞めることになりましたが…….。
ということですね。
割増退職金や、残って欲しい人材ではないことがわかり、気の迷いが生じるのは人間誰だってあると思います。しかし、守る家族がいる人やその他の事情で残らなければならない人は割り切って堂々と残ることもいいのではないかと思います。
まとめ
- 希望退職の割増退職金につられて辞めてはいけない。
- 辞める場合は次の行先が決まってから辞めること。
- 残って欲しい人材でないことがわかっても、割り切って堂々と残ることも大切である。
ご一読いただき、ありがとうございました。
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